初期研修について

研修目標

新卒後研修制度の目標は、日常診療に煩雑に遭遇する病気や病態に適切に対応できるように プライマリ・ケアの基本的な診察能力(態度、技能、知識)を身につけることにあります。

したがって、卒業後の2年間で、プライマリ・ケアに必要な基本的手技、基本的な治療法、 全身管理法などを学ぶことが重要ですが、そのために麻酔・救急研修が極めて重要な位置を占めます。

救急研修では、初期診断能力・治療法を学べますが、基本的手技の習得には麻酔研修も欠かせません。 また手術中、ベッドサイドに常置して、刻々と変化するバイタルサインを見ながら、全身管理を経験する、 換言すれば急性期内科学のトレーニングも、この時期とても大切です。

したがって、以前から、侵襲制御医学講座では、すべての研修医に、この2年間に少なくとも麻酔3ヶ月と救急3ヶ月とを、 それぞれ研修することを強く推奨してきました。平成22年度から、麻酔科研修は選択必修となりますが、必須の救急とは別に、 麻酔科を3ヶ月以上研修することをお勧めします。

具体的な研修

北大病院における最近の全身麻酔件数は、常に全国上位を維持しており、 また北海道の最後の砦病院として、多数かつ多彩な麻酔症例を経験できます。 この豊富な症例を通じて、プライマリ・ケアに必要な基本的手技、 基本的な治療法、 全身管理法を、指導医のもとにマンツーマン方式によるトレーニングで学んでいきます。

特に、北大麻酔科での専門医研修を念頭においている方へ

この期間は、優秀な麻酔科医になるための大事な最初の2年間です。将来北大プログラムでの専門医研修を考えている方には、個々の方向性を鑑みながら選択科、研修病院等のアドバイスを行います。

専門医プログラムへの円滑な移行を考慮して、 2年目に、北大病院、もしくは北大麻酔科関連教育病院で、3ヶ月以上麻酔研修することを推奨しています。
なお、初期研修期間中に研修プログラム所属機関で実施した症例についても経験症例として含めることができます。