診療案内

北大病院を受診される方へ

北海道大学病院麻酔科は,手術室では豊富でかつ多彩な症例の臨床麻酔を施行し,さらにはペインクリニック,緩和医療,集中治療,救急,高気圧酸素治療といった幅広い分野で活躍しています。


各種外来時間の情報

平成平成26年5月19日から、外来は完全予約制となっています。紹介状があり、かつ事前に予約された患者様しか診療できませんのでご了承ください。

痛みの外来(ペインクリニック)

・診察日:毎週 月・水・金曜日

・受付時間:8:30~12:00

高気圧酸素療法(非救急適応)

・診察日:毎週 月・水・金曜日

・受付時間:8:30~12:00

レーザー治療再来および高気圧酸素療法(救急適応)

・受付日:毎週 月~金曜日

・受付時間:8:30~12:00

麻酔とは?

こちらのページで、手術に際して行われている麻酔と麻酔科医の役割についてご紹介します。

ペインクリニック(痛みの外来)

受診される方へ

・診察日:毎週 月・水・金曜日
・受付時間:8:30~12:00
・レーザー治療再来は月~金曜日に受診することができます。

外来担当医

第一診察室

・月曜日:森本 裕二(ペイン クリニック専門医)
・水曜日:藤井 知昭(ペイン クリニック専門医)
・金曜日:長谷徹太郎(ペイン クリニック専門医)

第二診察室

不定(週によって異なります)

痛みの外来の対象となる疾患

《全身性疼痛》

術後痛、中枢神経損傷による痛み(中枢痛、腕神経引き抜き損傷、幻肢痛など)、末梢神経損傷による痛み(反射性交感神経性ジストロフィー:RSD、カウザルギー、絞扼性神経障害など)、帯状疱疹痛,帯状疱疹後神経痛,血行障害による痛み(閉塞性動脈硬化症、閉塞性動脈炎、レイノー病、白ろう病など)、筋筋膜性疼痛症候群、難治性潰瘍、機能性浮腫

《頭痛・顔面痛》

片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経痛、舌咽神経痛、Tolosa-Hunt症候群、顎関節症、咀嚼筋症候群、非定型顔面痛

《頚肩腕痛》

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、頚椎椎間板症、胸郭出口症候群、外傷性頚部症候群、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群

《胸背部痛》

肋間神経痛、月経困難症

《腰下肢・会陰部痛》

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間関節症、坐骨神経痛、腰痛症、慢性肛門痛、尾骨神経痛

《痛みを伴わない疾患》

顔面神経麻痺、顔面痙攣、突発性難聴,鼻アレルギー、網膜動脈閉塞症,視神経炎、網膜色素変性症

主な治療内容

《薬物療法》

西洋薬のみならず,漢方薬なども使用されます.内服薬が基本ですが,時に注射液も使用されます。

《神経ブロック療法》

局所麻酔薬や神経破壊薬や熱凝固などを使用して,痛みを止めるための強力な手段です。

《レーザー治療》

光を当てるだけの簡単な治療ですが,負担の少ない優れた治療法です。

《その他》

脊髄刺激電極埋め込み術など

高気圧酸素療法

受診される方へ

・診察日:毎週 月・水・金曜日
・受付時間:8:30~12:00
・救急適応患者様のみ月~金曜日に受診することができます.

高気圧酸素療法とは

高気圧酸素療法では、外気圧よりも高い気圧環境の中に患者を収容し高濃度の酸素を適応することによって病態の改善をはかります。
血液中の酸素は、ヘモグロビンと結合した結合型酸素と、血漿中に溶解した溶解型酸素の二つの形態で存在しますが、高圧酸素下では、このうちの溶解型酸素濃度が飛躍的に上昇し、理論的にはヘモグロビンの存在なしに生存が可能となります。これは、生体が低酸素血症に陥っている病態に極めて有効です。
したがって高気圧酸素療法は、急性一酸化炭素中毒のような急性疾患をはじめ、さまざまな疾患に応用されています。

対象となる疾患

【救急的適応】

急性一酸化炭素中毒やその他のガス中毒、ガス壊疽、空気塞栓および減圧症、急性末梢血管障害、ショック、心筋梗塞およびその他の急性冠不全、脳塞栓症および重症頭部外傷、重症の低酸素性脳機能障害、腸閉塞、網膜動脈閉塞症、突発性難聴、重症の急性脊髄障害

【非救急的適応】

放射線または抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍、難治性潰瘍を伴う末梢循環障害、皮膚移植、スモン、脳血管障害、重症頭部外傷、一酸化炭素中毒後遺症、脊髄神経疾患、骨髄炎および放射線壊死

【スポーツ障害(非保険適応)】

筋組織損傷・打撲・腫脹を伴った四肢の靭帯損傷(特に膝・足関節)

スポーツ高気圧酸素療法

イングランド代表のサッカー選手である、デビット・ベッカムが02'ワールドカップを目前に控えて足の甲を骨折した時に、ワールドカップ出場は無理と言われておりました。しかし、高気圧酸素を取り入れた治療を行った事で、ケガの回復が早まり、ワールドカップでは見事な活躍をする事ができました。
このベッカムの回復ぶりには、日本のスポーツ界も注目しており、現在、プロ野球・Jリーグ・大相撲をはじめ、多くのトップアスリート達がケガの回復を早める目的で高気圧酸素療法を利用しております。同時にスポーツ前後の筋肉の疲労回復にも、トップアスリートは高気圧酸素治療を利用しており、大きな効果をあげています。
日本のトップアスリートを、医学・科学・情報の分野からサポートしている日本スポーツ科学センターにも高気圧酸素装置が導入されています。

【期待できる効果】

  • 筋組織損傷・打撲・腫脹を伴った四肢の靭帯損傷(特に膝・足関節)の回復を早め、同時に患部の痛みをやわらげる。(日頃から身体を動かしているスポーツ選手には特に効果があるといわれています。)

当院で行うスポーツ医学分野に於ける高気圧酸素療法は、保険の適応外となる事から、自費診療とさせて頂いております。

  • 治療コース   2.4気圧 95分  15,055円(税込)

 (平成27年1月1日から料金改定されました)
なお、当該療法を行うにあたり診察を行う場合は、診察料を別途自費でいただきます。

北大病院の高気圧酸素療法

多人数収容可能な第2種高気圧酸素治療装置は道内に3台しかありませんが、そのうち2台は北大病院と関連病院の美唄労災病院にのみ設置されています。

治療を受けられる方へ

1) 次の品物は高気圧治療室内に持ち込まないでください

  • 火を発する品物→マッチ,ライター,たばこ,カイロ
  • 燃えやすい品物→セルロイド製品など
  • 壊れると火傷をする品物→湯たんぽ
  • その他の品物:腕時計(壊れる恐れがあります)・万年筆(インク漏れを起こすことがあります)
  • 入れ歯,眼鏡,コンタクトレンズ,雑誌の持ち込みは可能です。その他の品物については,当治療部職員に御相談ください。

2) 着衣に御注意ください

  • 病棟又は当治療部で用意する治療衣(木綿製)に着替えていただきます(更衣室にロッカーが有ります)
  • 下着類はできるだけ綿製品を身に付けてください。ナイロン,テトロンなどの合成繊維は静電気を起こしやすいので,原則として避けて下さい。

3) 治療中は耳抜きを充分に行って下さい

  • 治療が始まると間もなく耳がつまった様な感じがし,音が小さくなります。そのまま放置すると,耳が痛くなってきます。
  • 治療が始まって耳の中がふさがった様な感じがしたら,唾を飲み込む動作を何回も繰り返して下さい。アメをなめたり,ガムを噛んだりすると,唾が出やすくなります。
  • 耳の痛みや,ふさがった感じが良くならない場合は,大きく息を吸って口を閉じ,鼻をつまんで強く力むか,鼻をかむ動作を繰り返して下さい。
  • それでも耳の痛みが取れない場合は,すぐにその事をTVカメラに向かって大きな声ではっきりと言って下さい。決して我慢しないで下さい(大変危険です)

4) 体調が悪い場合は,前もって,当治療部の職員にお申し出ください

  • 風邪を引いて鼻づまりがしたり,鼻水が出る時。
  • 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)にかかっている時
  • こんな時は「耳抜き」が上手くできずに,耳,顔,頭が痛くなる時があり,耳鼻咽喉科の受診が必要となります

5) 次の病気または妊娠の疑いのある方は必ずお知らせください

  • 糖尿病:治療中に低血糖発作を起こすことがあります
  • てんかん:治療中に発作を起こすことがあります
  • 妊娠初期:妊娠初期の胎児に悪影響を与えるとされています

6) 治療中に異常を感じた場合はすぐに手を上げて,TVカメラに向かって大きな声ではっきりとお知らせください

  • 顔,頭,歯が痛くなった時
  • から咳が出て呼吸が苦しくなった時
  • 意識がぼーっとなった時
  • わけもなく口や目の回りの筋肉がピクピクする時
  • わけもなく冷や汗が出る時(特に糖尿病の患者さん)

7) その他

  • 特殊な治療用あるいは検査用の機器を使用中の方は必ず当治療部職員に御相談ください。(例)ペースメーカー,各種カテーテル類,ホルター心電図など
  • 治療中はモニターテレビで皆さんの様子を絶えず注意深く見ていますので,安心して治療を受けてください。
  • 治療終了後,身体の調子がおかしいと感じたら,お気軽にお申し出ください。
  • 加圧中は室温が上がるので暑く,減圧中は室温が下がるので寒く感じる事があります。
  • 高気圧酸素治療を安全に行うため,治療を始める前に係員が所持品の検査をさせて頂きます。また,治療中だけ,所持品の一部(時計,万年筆,ライターなど)をお預かりする事があります。御協力ください。

麻酔前診察

麻酔科の外来では、患者様のカルテなどが事前に検討されています。診察では、これまでに受けた麻酔や手術、アレルギーの有無、高血圧、糖尿病などの既往、服用しているお薬、麻酔に対する異常反応の家族歴などについて質問があります。入れ歯やぐらぐらした歯についても聞かれます。診察を行った後、予定する麻酔とそれに伴う各種の処置、予想される合併症等に関して説明いたします。
緊急手術をのぞき、原則として手術前日までに、麻酔科外来において上記のような麻酔前診察と麻酔に関する説明を行います。患者様にはそれまでに、予診表へのご記入をお願いすることになりますのでご協力お願いいたします。また診察の際には、麻酔に関する疑問等、何でもお気軽にお尋ね下さい。