ペインクリニック

ペインクリニックでは、週3回の対面外来治療と、週5回のレーザー治療を行っております。各種ブロック治療や薬物治療、漢方薬による東洋医学的治療も行っております。当院では、数十年来、レーザー治療を積極的に展開してきました。2019年から機器の更新を行い、最新の各種機器(低出力レーザー、ハロゲンランプ、キセノンライト)を用いて、症状に応じた治療を行っております。2022年よりPainVisionを導入し、痛みの定量化を行い治療方針の決定や効果判定に活用しております。

最近では、超音波ガイド下ブロックやfasciaリリースの件数が増加しています。従来ランドマーク法で行われてきた手技も超音波ガイド下で行うことにより、合併症リスクの減少や確実な効果が期待できます。神経ブロックには治療だけでなく診断的意義もあり、診断のつかない治療困難な痛みに対して施行することにより、原因検索や治療の手がかりとなる場合があります。痛みの原因が特定された場合には長期的なブロック効果を目的に、部位により高周波熱凝固法を行っております。

また最近ではパルス高周波法の施行件数も増加しています。2020年の機器更新に伴い、精度の高い治療が可能となりました。パルス高周波法は運動神経ブロックがほとんどないとされ、単回の神経ブロックよりも長期の鎮痛効果が得られるケースもあります。部位により超音波ガイド下、透視下で行っています。